アイルランド大学院留学とそれから

アイルランドに大学院留学後、キャリアを捨て田舎町でのんびり暮らす筆者のブログ

アイルランドの道路事情。なじみのある左側通行だが・・

こんにちは、アイルランドの小さな町で暮らしているポチです☀️

 

今日のテーマは道路🚥🚗

 

日本と同じ左側通行ですが、新鮮に感じることがたくさんあります。

 

さまざまな立場から見たアイルランドの道路を解説します。

 

 

ドライバーとして

環状交差点

日本との大きな違いはなんと言ってもこのRoundabout(環状交差点)の多さでしょう。

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環状交差点

 

都市では信号機が多く見られますが、町では信号よりこの環状交差点の方が多いです。

 

渋滞が起きにくいという利点がありますが、やはり現地の人でもこの交差点の運転に慣れるには少し時間を要するようです。

 

マニュアルが主流

もう一つの大きな違いはマニュアル車の多さです。

 

自動車を運転している感を楽しみたい、またマニュアル車オートマ車に比べ安いというのがマニュアル車購入の主な理由のようです。

 

こちらに来て間もない頃、20代前半の女の子の友達の車に乗せてもらった際、ギアを颯爽と使いこなしていて感動しました。

 

レンタカーはマニュアルが多く、オートマを指定すると高いまたは利用可能な車がないことがあるようです。

 

少し話が道路から脱線しますが、

車に関しては、ベンツやアウディ等ヨーロッパ系がやはり一番多いものの、日産・トヨタ・ホンダもよく見かけます。あとヒュンダイやキアといった韓国車も見かけます。

 

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アイルランドトヨタ売店

売店アイルランド人の名前が付いていて、トヨタがこっちでは外車なんだなとしみじみ。

 

また車の色は緑や鮮やかな水色、黄色などはあまり見かけずグレーや紺色ばかりな気がします。

 

自転車ユーザーとして

アイルランドではモーターウェイ以外を自転車で走行できます。

 

歩道も合理的な理由があれば走行を認められているようですが、警察の判断に委ねられるので、自転車専用レーンや車道を走るのが望ましいかもしれません。

 

街の中心部から外れた大きな道路では自転車専用レーンがあることが多いので、快適に走ることができますが、

街のメインストリートには路駐車が多く、車道を走るのは少しヒヤヒヤします。

 

また、ある時リムリックで自転車専用レーンを逆走してしまっている自転車に、車が猛スピードで幅寄せをしているのを見かけたことがあります。

 

運転手が何か叫んでいたので逆走だぞ!と注意していたのだと思いますが、道路は広く全く無意味な幅寄せだったので、見ているこちらまで怖くなりました。

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自転車専用レーン

このように対面通行の自転車レーンもあります。

 

歩行者として

横断歩道を渡る時は、幼い時から染み付いた「右見て左見てまた右を見て」が使えるので安心です。

 

また、だいたい横断歩道で待っていると止まってくれます。


ただし猛スピードで来て急に止まる人も多いので、ドライバーが手でサインを出してくれるまでは安心できません。

 

それから未だに慣れないのが、歩行中よく段差に出くわすことです。

 

歩道と車道の境目が段差になっていることが多く、水平だと思って足を踏み出したら一歩先が一段階低くなっていてガクッとなるのはしょっちゅうです。

 

白線だけよりも車が突っ込んできにくいので、良いかもしれません。

 

乗客として

ダブリン空港からリムリックまでの3時間ほどバスに乗った際、かなり揺れて少し気持ちが悪くなりました。

 

長時間のフライトの疲れもありましたが、バスの座席の位置(地面からの高さ)が高かったこと、道路が滑らかでなかったことが原因ではないかと思います。

 

おまけ。アイルランドの道路での3大びっくり

<動物との共存>

車が時速50kmほどで走る数メートル横に柵があり、その向こうの広い草地で牛や馬がのんびり暮らしているなんていう光景はあちこちで見られます。

 

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またなんと公道に馬が走っていることも。動物好きにはたまらないアイルランドです。

 

<エレクトリックスクーターの多さ>

車がないと不便なアイルランドで留学生の憧れの的、エレクトリックスクーター(電動キックボード)。

かなりスピードも出て、坂道も楽々そうです。

 

ただ法整備が進んでおらず使用はグレーゾーンのようです。

 

クリスマス当日にはサンタさんにもらったのか、子供たちがこぞって乗り心地を確かめている様子が見られました。

 

ちなみにリムリック在住中、スーパーまで徒歩40分の寮に住む私も真剣に購入を検討しましたが、安いものでも3万円程度と高いため断念しました。

 

バランスを崩して転んでしまうという話も聞くので、運動神経が良くない私には手が出る価格でなくてよかったかもしれません。

 

<伝説の手動踏切>

極め付けは手動の踏切です。

 

車に乗っていて急に渋滞になり、何かと思えば遠くに線路が見え、待っているとおじさんたちがせっせと柵を引き出しはじめました。

 

電車の本数が少ないためでしょうが、貴重なものが見られました。