アイルランド大学院留学とそれから

アイルランドに大学院留学後、キャリアを捨て田舎町でのんびり暮らす筆者のブログ

アイルランドで学生ビザ・卒業ビザ申請。申請時期に注意!

こんにちは、アイルランドの大学院をまもなく卒業するポチです☀️

 

今日は警察署(Garda Station)にビザの更新に行ってきたので、1年前に学生ビザを申請した時のことも交えながらお話をしたいと思います。

 

入国時はビザいらず

アイルランドに留学するときは日本での事前のビザ申請が要りません。

 

パスポートで滞在が認められる90日以内に現地で滞在許可を取得します。

 

アメリカやカナダからの生徒も同じシステムだそうですが、中国やインドなど事前ビザが必要な国の学生にはうらやましがられました。

 

中国やインドからの学生たちは、次に出てくる移民局での手続きも必要ですし、ヨーロッパ旅行をするにもビザが必要なので、日本人は恵まれている方だとと改めて感じます。

 

ただ最強なのはマレーシアからの留学生で、どういうわけか彼らはアイルランドで勉強するのに移民局にすら行く必要がないそうです。

 

移民局(Immigration office)での学生ビザ申請

10月半ば、大学が始まってまもなくStamp2という区分の滞在許可を申請しました。

 

大学から、必要書類についてしつこくメールがきていました。

・パスポート

医療保険加入証明

・住所証明

・3,000ユーロ以上の資金証明(銀行の残高証明)

・大学からのレター

・学費納入証明

 

資金証明は特に母国の口座ではダメだとか、オンラインバンキングの簡易的なものではダメだとか様々な噂が飛び交っており、学生たちの心配の種でした。

 

私は日本で残高証明を取りそびれたので、Bank of Irelandで口座を開きました。オンラインで残高証明を申請するとすぐにPDFがダウンロードできたのでそれを印刷して持って行きました。

 

またリムリックの移民局は予約が取りにくいらしく、大学がアポを取ってくれた日に何があっても行くように、さもないと数ヶ月待ちになるとのことでした。

 

リムリックの移民局は警察署に併設された事務所で、警察っぽくない私服の人たちが働いています。

 

Officerには当たり外れがあるようで、私のときは私の大学の生徒を優先してくれる(他に待っていた人には悪いですが)普通の人でしたが、別のOfficerにひどい扱いをされたアジアの学生もいるらしく、差別された!と署名を集めようとしていたぐらいでした。

 

移民局の中で個別のブースに通されて、面接のような緊張感です。

 

書類は全部ややじっくり確認されましたが、出生国と国籍を聞かれたくらいで特に話すこともなく、300ユーロ支払い、顔写真を撮られ、完了です。

 

2週間ほどで在留カード(IRPカード)が寮に届きました。

 

卒業ビザとは

Stamp1G、Third Level Graduate programmeなどと呼ばれるVISAは、アイルランドの特定の教育機関を卒業すると、最長で2年間アイルランドに滞在ができるというものです。

 

1年ごとに更新が必要で、フルタイムの仕事を探すための猶予期間という位置付けです。

 

大学からまたあれやこれやと必要書類に関してメールがきましたが、聞いてみるとリムリック以外に住む人たちは自分で地元の警察署で予約を取るようとのことでした。

 

1年間で自分の大学に対する信用をすっかり無くしていたので、移民局や他の大学のHPをチェックして予約や書類の準備をしました。

 

ちなみにダブリン在住者はStamp2でもStamp1Gでも警察署に出向く必要はなく、オンラインで申請できるそうで、うらやましいです。

 

地元の警察署へ

私の町で予約を取ろうとしたら、直近の予約が詰まっており、別の町なら予約いらないよと言われたので、車で30分離れた町まで行ってきました。

 

感染対策で一度に1人しか入れないので外で待ちます。

 

朝11時すぎでしたが他に待っている人は2人くらいでした。

 

待っている間もおじいさんが話しかけてくれたり、そのおじいさんが別の通りかかったおじいさん友達とおしゃべりを始めたり、そんなアイルランドの小さな町が本当に好きです☘️

 

10分ほど待って中に入りましたが、警察の人はそそくさと奥に行ってしまったようで誰もいないのでベルを鳴らします。

 

すぐにとてもフレンドリーなおじさん警察官が出てきてくれてくれました。

 

大学には成績表や大学からのレター、住所証明なども持っていくよう言われていましたが、移民局のHPに書いてあった以下の3点を持参しました。

・卒業見込み証明書

医療保険加入証明書

・パスポート

これに加えて、現在の在留カード(IRPカード)も見せました。

 

住所を聞かれ口頭で言うと、パソコンに何か打ち込んでくれ、300ユーロの支払いをクレジットカードで済ませると、あっという間に完了です。

 

決済が一度通らずモタモタしましたが、Officerは終始とてもフレンドリーかつ手慣れており、5分ほどで手続きは完了しました。

 

新しい在留カード2週間ほどで届くとのこと。古いカードは回収されませんでした。

 

ちなみに顔写真は更新されず最初に撮った時のままです。

 

そして注意してほしいことは、この卒業ビザの有効期限は、更新した日から1年ということです。

 

学生ビザは今年の12月末まで有効だったのですが、今回の滞在許可は更新した日が早かったため来年の10月で切れてしまいます。

 

急がないならば、学生ビザが切れるギリギリまで待った方が良いですね。

(Immigration Officerとの予約は早めに取ることをおすすめします!)

 

さてまた1年後に300ユーロ払って滞在許可申請することになります。

 

アイリッシュファミリーは300ユーロは高すぎる!Scammyだ!と憤慨していましたが、街中にゴミ箱がたくさん存在する公共サービスが気に入っているので良しとします。