アイルランド大学院留学とそれから

アイルランドに大学院留学後、キャリアを捨て田舎町でのんびり暮らす筆者のブログ

アイルランドの学生たちの就活事情

こんにちは。アイルランドの小さな町で暮らしているポチです☀️

 

7月8月は雨が多く気温も低めで、夏らしい日が記憶に残らないまま9月に入り、だんだん日も短くなってきました。

 

とうとう夏が終わったかと残念に思っていましたが・・

 

なんと本日最高気温は25度!午前中から暑すぎず寒すぎず、気持ちの良い気温です。

近所の湖

 

日が短くなってきたというものの、日本に比べたらこの時期はまだ長い方で、三年前の今頃アイルランドに来て、夜8時にまだ太陽が高いところにあることが気持ち悪かったのを思い出します。(まだ慣れません)

 

卒論の提出からも丸二年経ち、そろそろ大学院留学についての記事を出し切って海外生活全般の紹介にシフトしていきたいなと思うこの頃です。

 

ということで今日はまずアイルランドの学生の就職活動事情を紹介しようと思います。

 

活動の時期はみんなそれぞれ

就職率が大学の学生集めに繋がるのはアイルランドも同じ。

 

キャリアサポートの必須授業があったり、企業担当者が来るキャリアイベントを開催してくれたり、学生向けの就活サイトを積極的に紹介してくれたりと、大学のサポートはしっかりしています。

 

企業側もインターンやGraduate programmeといった学生向けのポジションを多く用意してはいますが、何月何日会社説明会解禁!など日本のような新卒一斉採用のシステムはないので、出遅れても経歴に空白の期間があっても一般的に日本ほど問題にはならない様子です。

 

なのでもうすぐ大学卒業するけど就職は決まっていないという話や、卒業してしばらく放浪するという話はしばしば耳にします。

 

みんなやってるリンクトイン

大学院が始まってまもなく、クラスのグループチャットではリンクトインで繋がろうという会話が活発に行われ始めました。

 

ちょうどコロナ禍一年目だったので就活のSNS戦略がさらに重要性を増してきた頃でした。

 

友人の間ではアカウントを持っていることが当然のように話が進み、またキャリアサポートの授業内のアンケートではほとんどの生徒が既にアカウントを持っているという結果でした。

 

私は海外就活をするつもりはなかったのですが、授業でアカウントを完成させることが課題として出されたので、仕方なく登録しました。

 

顔写真の登録、肩書き、経歴の紹介など、履歴書がそのままネット上に出る感覚が好きでなく、卒業後にアカウントを削除しましたが、登録している間はリクルーターなる人たちがどこからともなくやってきて仕事紹介のDMを送ってきていました。

 

リンクトインをやっていれば日本から海外の就職先を探すのも容易にできると思います。

 

良い点もあり悪い点もあり。プライバシーを気にしていたらやっていけない世の中になってきたのでしょうか。

 

海外に出たい若者たち

もう一つ書き留めておきたいのが、アイルランドの学生の海外志向です。

 

授業内で先生がとったアンケートで、興味深い結果がありました。

 

質問は、「大学院を修了したらどうしたいか」

回答は①アイルランドで働きたい ②アイルランド外のEU内で働きたい ③EU外で働きたい ④博士に進むなどその他 の四択です。

アイリッシュが70パーセント以上のクラスながら、②アイルランド外のEU内で働きたい が一番多い結果でした。

 

国際的なことを学ぶコースなのでやや海外志向が強めな学生が多かったのかもしれませんが、アイリッシュ中心のクラスにしてはアイルランドで働きたい人があまりにも少なかったです。

 

しかもまだ物価高や家が足りない問題が今ほど深刻でない時期のアンケートだったので、今年同じアンケートをしたらもっと結果が顕著になる可能性も考えられます。

 

今年のニュース記事でも若い世代が外国に出たがっているというのが上がっていた記憶があります。

 

まあ、アイルランド人はEU内ではビザの問題を気にしなくていい・英語圏では言語のバリアがないということで気軽に外国に働きに出る気になるのかもしれませんね。

 

 

それでは今日はこのあたりで。