こんにちは。アイルランドの小さな町で暮らしているポチです☀️
春分の日のアイルランドの朝は日差しが暖かく、ヒートテック2枚にウルトラライトダウンベストの冬装備はもういらないかなと思える陽気でしたが、午後になると冷たい雨と風で一瞬で冬に戻ってしまいました☔️
最高気温が10℃を下回る日はほぼなくなってきましたが、春はまだもう少し先のようです。
先日3月18日金曜日はセントパトリックスデーでした。
コロナ禍明けの昨年はこの時期に風邪をひいてしまってパレードが見られなかったのですが、ついに今年初めて見ることができました。
日本の表参道や、ダブリンなどの都市で行われるパレードとは一味違う、小さな町のこぢんまりした平和なパレードの様子を今日は少しご紹介したいと思います。
当日の朝、あいにくの天気ですがいそいそと仕切りを設置してパレードルートを作っている姿が見られました。
午後3時、パレードがスタートする頃にはお日様が顔を出しました☀️
この町でこんなにたくさんの人を見るのは初めてでした。VIP席のテントでは偉い人たち(?)が何か食べながら優雅に鑑賞しています。
パレードの主な参加者は地元のスポーツクラブや体操スクール、ダンススクールなどに所属する子供達。誇らしげにチームの名前を叫んだり、側転を披露したり、微笑ましいです。
他にも大人たちがダンスや音楽を披露したり地元のコミュニティの宣伝をしたりしています。
視界が悪いのと、テント前で止まってパフォーマンスを披露するためにパレードの流れが遅かったので細い通りに移動しました。
緊急車両もドレスアップをしてサイレンを鳴らしながら走ります。7〜8台ほども違った種類の働く車たちが列をなし、なかなか見応えがありました。
大きなトラクターもやってきました。町の外の道路ではしょっちゅう見かけますが、なかなか町の中の細い道路で見ることはないので面白い光景でした。
羊を率いてくる人や、ロバに乗ってくる人たちもおり動物たちの姿を楽しむこともできました。
昔からこの町に住む人たちには「20年前からなんの発展もない」「楽しめるのは小さい子供とその親くらい」とやや低評価な地元のパレード。
たしかに観客の中にあまり10代後半〜20代の若者は見かけず、日本同様若者が都市に集中する状況を改めて思い知りましたが、こんな素朴な町のパレードもなかなか良いものだと思いました。