アイルランド大学院留学とそれから

アイルランドに大学院留学後、キャリアを捨て田舎町でのんびり暮らす筆者のブログ

留学中の耳鳴り撃退までの戦い

こんにちは。アイルランドの大学院に留学中のポチです☘️

 

先日アイルランドの病院初受診の記事を投稿しましたが、受診の理由は耳鳴りでした👂

 

pochi-ireland.hatenablog.com

 

1ヶ月くらい続いた耳鳴り、ついに完治✨

 

ネットにはずっと治らないなどという不安な情報もあり、自然治癒は難しいのでは・・ととにかく不安な日々を過ごしました。

 

今日はそんな耳鳴り撃退までの奮闘の模様を記します。

 

 

 

どんな症状が出た?

 

2月半ばくらいから特に夜間に左耳だけ低いジーッという音が気になり始めました。

 

朝治ったと思っても、昼の3時くらいになるとまた始まり、寝るときまでずっと続いていました。

 

特に寝るときは雑音が少ないのでとても気になりました。

 

YouTubeで耳鳴りに効くという音を聴いても周波数が違い効果は薄く、耳のマッサージや首のストレッチをしても特に変化はありませんでした。

 

病院での診察

 

最初に耳鳴りに気づいてから3週間過ぎ、夜なかなか寝付けなかったり、脳に異常でもあるのではと不安に思ったり、勉強に集中できず課題の締め切りが近づきストレスはMax。

 

ついにこれはまずいと思って受診を決めました。

 

アイルランドは専門医にかかる前にGP(General Practitioner)というお医者さんに診てもらうシステムらしいので、耳鼻科ではありませんでした。

 

耳の中を手持ちの機械でササっと見てもらうと、綺麗で特に異常はないと言われました。

 

また、耳の奥やもしくは脳が悪いのか心配だと伝えたところ、「進行性の病気との関連は確認されていないから、心配せずに過ごして、また1ヶ月くらいして治らなかったらまた来てね。それから一緒に考えましょう」と言われました。

 

それから、耳鳴りと付き合い方のパンフレットももらいました。

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「耳鳴りとは何か」から、趣味や仕事で気を紛らすこと、静寂を避けることなどの具体的な対策方法までシンプルにまとまっていました。

 

20代での発症が一般的かはさておき、同じように悩んでいる人がたくさんいるのだとわかり少し安心(?)しました。

 

ちなみに耳鳴りを意味するTinnitusは辞書では2通り発音(トゥイタスかティヌタス)が載っていましたがお医者さんは後者で発音していました。まあ、ネイティブでも「何だそれ」という人がいるくらいマイナーな言葉ですね。

 

ついに耳鳴り撃退

さて特に治療法もないということで受診後はどうすることもできません。

 

ただ、受診時にお医者さんにダメ元で診断証明書(Medical Certificate)を出してもらえるか頼んでみると、すんなり出してくれ、10日間は大学に出席できない旨書かれた紙をもらいました。

 

週末に迫っていた課題がありましたが、それで課題の締め切りを伸ばしてもらうことができたので、毎日考えていた課題のことを1日忘れ、買い物やテイクアウトの食事でできるだけ自分を甘やかすことにしました。

 

ロックダウンで服屋さんや雑貨屋さんは閉まっており、買い物と言っても薬局で化粧品を買うくらいでしたが、とても良い気晴らしになりました。

 

また、耳鳴り解消の大きなきっかけとなったのが寮の移動です。

 

知り合いが「ルームメイトが帰国して寂しい」という理由で寮の部屋を移動したという話を聞き、環境を変えてみるのもいいかもしれないと思い、寮のスタッフに別の寮への移動を頼んでみました。

 

コロナのため特段の理由がない限り認めないということでしたが、そういうことなら、と前の寮から徒歩5分程度の同じくキャンパス内の寮に引っ越しが決まりました。

 

授業の合間にパッキングをして新しい寮に荷物を運んだり、新しいルームメイトと挨拶をしたりして忙しくしていると、不思議なことに引っ越しの翌日に耳鳴りがなくなりました!

 

再発するのではと最初は不安もありましたが、その後二度と同じあのジーッという音は聞いていません。

 

原因の考察

①ストレス

まず原因として一番に考えられるのはストレスです。

 

毎日緑に囲まれながら散歩(に加えて週数回3km離れたスーパーへの買い出し)に行きリフレッシュしていましたし、自分ではさほどストレスは溜まっていないと思っていました。

 

しかし今振り返ると長引くロックダウン、オンライン授業で寮に籠らざるを得ない状況、文化の違う他人との共同生活、知らぬ間にかなりストレスが溜まっていたのかもしれません。

 

②気圧の変化

季節の変わり目でまたやや気圧が低い日が多い時期だったので、それにも起因するかもしれません。

 

ただよく晴れた気圧の高い日でも同じように耳鳴りがあったので、あまり関係なさそうです。

 

③音への感受性

また、もう一つ原因として考えられるのは物理的な音です。

 

最初に耳鳴りに気づいたのはイヤホンを使って長電話をした後でした。

 

寮の部屋は音が漏れやすいので思い返せば毎日かなり長時間イヤホンをずっと使っていました。

 

イヤホンを使う時間を減らしてもさほど効果は感じられませんでしたが、寮はドアの開閉音がとても大きいため、音に敏感になっていた気がします。

 

さらに寮のリビングは声が響きやすく、大音量で話すルームメイトの声を毎日聞いていたことも気になります。

 

彼女はいつも私の左に座っていたので左耳だけ耳鳴りがあったのも辻褄が合います。(自分は声が小さいので声が通る人は羨ましいです)

 

 

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そんなこんなで1ヶ月ちょっと続いた私の低音耳鳴りとの戦いは終わりました。

 

ネットでは多くのお医者さんが速やかな受診を勧めているので、このブログを読んで「ああ放っておいてもいいんだ」と軽く判断はしてほしくはないのですが、

耳鳴りに悩んでいる方の心の支えになれば嬉しいです!