こんにちは。アイルランドの田舎町で暮らしているポチです☀️
アイルランドに留学、旅行、出張でお越しの皆さん!せっかくならアイリッシュパブでギネスビールやアイリッシュウイスキーを飲んでみたいですよね?
お酒が飲めない方も、多くのパブでアイルランドの伝統的料理を楽しむことができます。
首都ダブリンをはじめ観光地ではメニューが用意されていたり、外国人観光客にとって入りやすい雰囲気になっているところもあります。
しかしまだまだ大半は地元の常連向けの居酒屋といった雰囲気で、行き慣れている人が一緒についていないと不安な方もいると思います。
今日は英語の表現も交えて入店から退店までの流れを詳しく紹介しているので、特に「アイリッシュパブには行きたいけど初めてで不安だよ〜」という方にとって、この記事が役に立てば嬉しいです。
入店前 〜開いているのかわからないパブ〜
特に中小規模の町や村でありがちなのが、外から中の様子が全く見えず真っ暗で営業していなさそうに見えるというケース。
いざ中に入ってみると多くのお客さんで賑わっていたというパターンが多いので、勇気を出して入ってみましょう。
ただ本当に休業中(コロナで閉業した店も多いとか)か、人口減に悩まされる町では店内には怪しげな数名の常連のみという場合もありますので注意です。
入店時 〜アイルランド人は親切〜
"Please wait to be seated"と書いてあればおとなしくそこで待っていましょう。
何もそのようなサインがなければ席を探して座って大丈夫です。満席に見える時も席を探している様子を見せれば店員さんが声をかけて一緒に探してくれることもあります。
一応、特に小さな店では入店時にはカウンターや店員さんの方を見てみて、こちらの入店に気づいていたらHelloだけでいいので笑顔で挨拶をしましょう。
注文してみよう
飲み物 〜ギネスよりおすすめな◯◯〜
無事に席に着くことができたら、飲み物だけ頼みたい時はカウンター付近に行って注文します。バーテンダーの他にも店員がいる場合は席で待っているとオーダーを取りにきてくれます。
バーテンダーは大体忙しそうですが、カウンター付近で彼らを見ていれば手が空いた時にちゃんと声をかけてくれます。
どんなお酒があるか、そして値段も表示されていないことがほとんどです。
何を頼むか迷った時は、ギネスは大体置いている(なくても似たようなマーフィーズというのもあります)のでビールがお好きな方にはオススメです。
ディスプレイされているボトルや、サーバーのところから指さしで選んでCan I have this one please?と言ってしまってもいいですね。
個人的にいつも頼むのはサイダーというりんごのお酒で、甘いお酒が好きなら一番おすすめです。
日本でもマグナーズという名前で見つけることができます。
大体ビールと同じくらいのアルコール度数で、爽やかな味わいがフライドポテト(こちらではチップスと呼びます)と相性抜群です。
ビールやサイダーの基本のサイズはPint(パイント)で、568mlとなかなか大きいです。
お酒の相場は最近(2024年田舎調べ)だと、ビールやサイダーは6ユーロ前後、カクテル11~12ユーロほどで、じわじわと値上げしています。ダブリンなど大都市はこれよりもっと高いです。
カウンターで頼んだ時は、飲み物を受け取った時に代金を支払います。
テーブルに着いた時はテーブルの伝票に追加していく形で後会計にしてくれる時もあります。
食べ物 〜じゃがいも好きにはたまらない〜
周りの人が美味しそうなものを食べていた時は、Can I get a food menu?と店員さんに聞いてメニューをもらってみましょう。
ただ食事は全ての店で全営業時間やっているわけではないので、食事を出している雰囲気がなければDo you serve food?などと最初に聞いてみるといいですね。
一番の注意点は頼みすぎないこと。
パブに限らず、アイルランドのどの飲食店でも量が本当に多いです。
前菜(starter)とメインを頼んでしまうと多すぎます。
先日も2人でパブを利用した時、前菜2皿とデザートでお腹がはちきれそうになりました。
大食いに自信があるという方も、まずは前菜だけ頼んで様子を見ることをお勧めします。
基本的にこのようにハンバーガーや、ローストチキンやラザニアなどオーブン料理にフライドポテトがついたセットが多いです。
持ち帰り容器をくれるところも多いので、どうしても食べきれず持ち帰りたい時はTake away boxがあるか聞いてみましょう。
それからマナーとして、注文したい時などは店員さんが向こうから来てくれるまで待ちましょう。「Excuse me!」と店員さんを呼ぶのはあまり良くないです。
どうしても来ない時は静かに手を挙げましょう。
食後には普通のコーヒーも良いですが、ウイスキーのカクテル、アイリッシュコーヒーをデザート代わりに飲むのもおすすめです。
お会計
お酒と温かい料理でいい気分になってきた頃、お会計をします。
店員さんが来てくれたタイミングでCan I get the bill, pleaseと言って伝票をもらうか、来てくれなければ席を立ってしまって構いません。
レジがあればそのあたり、レジが見当たらなければ店員さんのいるところに行って立っていれば誰かが察してくれます。
それから、チップはいりません!アメリカ人に影響されてかチップを払う人もまあ見かける印象ですが、基本いらないので心配せずに言われた金額通り払いましょう。
チップを払いたい・小銭を減らしたいという時は、現金払いでKeep the change(おつり取っておいて)などと言うか、レジ横のTipsと書いてある入れ物に入れるかすると喜ばれると思います。
最後に
留学前に留学フェアで来ていたアイルランドの人に、アイルランドといえばどんなイメージか聞かれた時に、「ビール」「緑の大地」しか出てきませんでした。
それから数年、人にアイルランドについて説明するとき、やはり最初に頭に浮かぶのは変わらず上記2つ。これに「ウイスキー」「じゃがいも」が加わったぐらいです。
なのでアイルランドに来て一度もパブを訪れずに帰るのはもったいないです。
もし地方を訪れるなら、大都市よりも本格的なアイルランドの雰囲気を楽しめるはずなので、是非地元の賑わっているパブを覗いてみるのをおすすめします。
地域や店により品揃えが全然違うので、ぜひ色々なパブを訪れてみてください。